2010年05月15日

炭素循環農法(たんじゅん農法)の畑の見学会に参加

先日、愛知県内で炭素循環農法(たんじゅん農法)の見学会と講演会があるということで以前より興味があったので参加してきました。
提唱者の林さんがいらっしゃり、畑の解説や講演をしていただきました。


炭素循環農法とは、自然の仕組みを理解した上で炭素を効率的に循環して肥料をやらずに防除もしないで野菜を栽培するというものだそうです。
(まだかなりあいまいな知識なので間違っているかもしれません。ご了承ください。)

やり方としては例えば、廃菌床(きのこをビンで栽培した後の気のくずのようなもの)を砕いて畑にまいて、高炭素を含む有機物(木材チップ、剪定チップなど)を地表面に大量に投入して土と軽く混ぜます。そこに野菜を植えて栽培するそうです。

通常であれば高炭素の有機物を土の中に入れると、窒素飢餓と呼ばれる現象が起き野菜が栄養不足に陥ると言われています。
その常識を覆すやり方のようです。
(詳しい理論はまだ理解できてないです)


興味のある人は、以下のリンクより確認してみてください。
(情報量が多くて、僕もまだ読みこなせていませんが)


 ■炭素循環農法
  http://freett.com/tenuki/etc/home.html




ちなみにこれは、畑に投入する予定の大量の剪定チップ(庭木などの剪定したものをチップ化したもの)の山です。
しばらく畑の隅で熟成させてあるみたいです。

これを畑の表面に一回あたり数センチになるようにまいて行きます。
一ヶ月当たり1cmほどになるようにまくそうで、年間で12cmくらいになるように何回かに分けて土の表面に投入するのがいいそうです。
少しずつ分解されていくとはいえ、年間に土の表面12cmと言ったらかなりとんでもない量ですよね(汗)
(1回当たり3〜4cmを3・4回ほど)

20100515_01_炭素循環農法見学.jpg



実際に手にとって見ると白いカビ(糸状菌)がびっしりと生えていました。
この白いカビが分解のしにくい剪定チップを分解し、野菜に使われるような養分などになります。

20100515_02_炭素循環農法見学.jpg



これは、実際に剪定チップをまぜた土にジャガイモを植え、生育しているところです。
株元にいっぱい剪定チップが見えますね。

20100515_03_炭素循環農法見学.jpg



また、畑の通路には廃菌床のおかげか、はたまたキノコの菌がすみやすい環境なのか、キノコが勝手に生えていました。
畑にキノコが生える環境って僕は見たことがありません。
それくらい微生物などの環境が普通の畑とは違った構成になっているのだと思います。
何が起こっているのかとても興味ありますねぇ。

20100515_04_炭素循環農法見学.jpg



理論や方法はまだ全然理解していないですが、うまくいくのであればとても興味があります。
ただ、畑に大量に剪定チップなどの有機物を投入しなければいけないというのが引っかかってしまいます。

まずは、投入するための有機物を大量に確保する必要があること。
また、それを定期的に投入し表面を混ぜ合わせていくというかなりの労力が必要になること。

僕はなるべく投入する量を抑え、省力化した栽培をしたいと考えているので、実際問題として上記の2点が気になりやるのは難しいと言う印象でした。
話をしていただいた林さんもおっしゃっていましたが、家庭菜園などで実施するには早く効果もあがりそうだし、取り組みやすいかもしれないと思いました。

来年あたりに自分の畑の小さな区画で、実験的にやってみるのは全然ありなので廃菌床や剪定チップが手に入れば試してみるかもしれません。

講演会の話を聞いていた感じだと、炭素循環農法もまだ理論として完成しているわけではなく、まだ発展途上なのだという印象がありました。


とても興味深いので、これからしばらくは情報のアンテナを張ってみていきたいと思います。



posted by しまっち at 02:20| 富山 ☀| Comment(2) | 研修日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日は交流会にご参加くださりありがとうございました。
当日、参加者が予想をはるかに超えていたために誰が誰やら分からず、ご挨拶も出来ず残念でした。

炭素循環農法は簡単に言ってしまえば森林土壌で起こっていることを畑に再現しているだけの農法です。
あとはこの自然の仕組みの応用で、人為的に炭素資材を土に混ぜたり資材量を多くしたりをするわけですが、必ずしも耕起が必要というわけでもありませんし、大量の資材を要するわけでもありません。

ただ、畝立てをして通気性を良くしたり資材を大量投入することで、土壌の肥沃度を自然状態よりも大幅に上げたり、そうなる速度を加速させることを可能としているのです。
(通常の施肥法で土壌の生産力を上げると土壌劣化などを引き起こすのですが、高炭素資材を用いた場合はこういったデメリットを伴わず収量増加を可能としています。)

以上が簡単な原理なのですが、僕の畑は見ていただいたようにまだこれを体現できていないのでその点、申し訳なく思っております。
Posted by まさき at 2010年05月22日 23:32
コメントありがとうございます。
先日は見学&講演会ありがとうございました。

とても興味があり、現在も情報を集めているところです。
ただ、どうしても有機物の入手先の確保など自分にとって
少し課題があるのでまだ検討中といったところです。

もう少しいろんな実践している人の畑の様子など
情報が出てくれば今後も発展していきそうですよね。
楽しみにしています。
Posted by しまっち at 2010年05月24日 00:15
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