2010年06月28日

実家での作業5 排水性アップの救世主「セスバニア」

このマメ科の緑肥「セスバニア」は、果たして水はけのすこぶる悪い水田からの転換畑(実家の農地)の排水性アップの救世主となるか!?


■商品名:田助(雪印種苗)
20100628_01_セスバニア.jpg


■商品名:ロストアラータ(カネコ種苗)
20100628_02_セスバニア.jpg




6月の上旬(6/4〜6/11)に実家の富山に帰省して、畑の作業をしてきました。



今回の作業は、

 ・昨年の秋と今年の春にまいた緑肥用のムギをトラクターで土にすき込むこと
 ・新たに土壌改良のための緑肥として「セスバニア」と言う植物の種をまくこと



粘土質の土質のうえ元水田の農地なので、とにかく水はけ(排水性)をよくするためにどうするかずっと考えていました。
(水はけが悪いと畑として使うにはかなりのハンデになります)

そこで水はけを強力に改善すると言われているマメ科の緑肥「セスバニア」を使うことに決めました。
緑肥ムギよりもむしろセスバニアの方が土壌改良として大本命として期待しています。



セスバニアは、熱帯性のマメ科の植物で、高温を好み(生育適温は25℃以上)、多湿条件でも生育旺盛です。
約2ヶ月で地上は1.5〜2m近くまで成長し、根っこは深根性で約1m(2mになるという記載もある)にも達すると言われています。

排水不良の水田からの転換畑や、水田からの転作ムギの前に使用されたりするみたいです。



つまり、セスバニアを緑肥として使えば、

 ・太い根っこが1mにもなるので、硬い耕盤層(畑の下の硬い層)を壊し排水性/通気性がアップする。
 ・大量の有機物を畑に入れることができる。
 ・マメ科なので根粒菌が窒素固定をして、地力を増加させてくれる。

と言う素晴らしい効果があるわけです。


普通、機械でも1mの深さまで耕すことはかなり難しいことです。
トラクターで深く耕してもせいぜい30cmくらいでしょうか。

機械でもできないことを植物の自然の力を使ってできるというんだからとてもすごいことですね。



この小さなタネが、本当にたったの2ヶ月で2mにも成長するのか不思議です。
見た感じは、小さい頃によく食べていたチョコ(名前は思い出せない)を一回り小さくした感じかな。

20100628_03_セスバニア.jpg



ちなみに、今回の作業のためにセスバニアのタネを13.5kg分用意しました。

農地は、7反(70a)なので10aあたり約2kg計算です。
袋には、10aあたり4〜5kgまくのが適当とのこと。

なんで2kg/10aかって言うと、単純にお金がもったいないのでケチっただけです(汗)
商品とならない作物のために、正直これ以上お金をかけるのはかなり気がひけるんですよね・・・


雪印種苗の「田助(でんすけ)」を12kg。(12袋)

20100628_04_セスバニア.jpg



カネコ種苗の「ロストアラータ」を1.5kg。(1.5袋)
これは、松本さんが以前使ったあまりのタネがあったのでもらいました。
4〜5年前の代物なので果たして発芽するかどうかドキドキです。

20100628_05_セスバニア.jpg


購入したのは12袋なので1600円×12袋で19200円。
約2万円近くの投資ですが、それ以上の働きをしてくれることを祈っております。

前回の堆肥の投入で4万円
今回のセスバニアのタネ代で2万円
土壌改良のためだけにすでに6万円近くかかっていますね(汗)


これだけの投資をしたんだから、水はけもバシッと改善して使いやすい畑になってくれると信じています。
「しまだ自然農園」が来春からスムーズにスタートを切れるかどうかセスバニアの肩にかかっているといっても過言ではないです(笑)


セスバニアの話で長くなってしまったので、ムギのすき込みなどの作業は次回にします。

posted by しまっち at 23:45| 富山 ☁| Comment(1) | 就農準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

「ぼくの農場」へ見学にいく

たいへんご無沙汰しています(汗)
更新が遅くなってしまって申し訳ありません。

実家の富山で農作業をしたり、友人の結婚式に参加するために山梨に行ったりと、ここ最近あちらこちらへと飛び回っていました。
もちろん言い訳ですが。。。



友人の結婚式に参加するために山梨に行くと言う事で、今年の1月に知り合った山梨の友人の農場へ見学を兼ねて遊びに行ってきました。


見学してきたのは、兼ねてから遊びに行きたかった「ぼくの農場」。


農場のネーミングといい、ロゴや看板といいとてもかわいらしく、一度見たり聞いたりしたら絶対に忘れないインパクトを与えます。

20100617_01_ぼくの農場.jpg



その石毛夫妻はだいたい僕と同世代です。
就農して5年ほどで有機野菜とお米を栽培して、近くの直売所やレストランへと出荷しているそうです。

所在地は、ちょうど長野県と山梨県の県境で山梨県の北杜市小淵沢町というところ。
八ヶ岳の南の麓で、近くには別荘地もあるとてもステキなところです。

農地は、有機栽培で野菜が1ha、特別栽培で水田を1ha管理しているのですが、いわゆる中山間地なのでちいさな農地がいくつも点在していて管理が大変そうだと感じました。



夫妻の他にこの農場のメンバーにヤギの「めーこ」もいます。

20100617_02_ぼくの農場.jpg


とっても可愛いんですが、知らない人がいると頭突きをしてきます。
僕もかなり頭突きされました(汗)

前回会った1月の時にはもっと小さかったのにずいぶん大きくなってました。

普段は犬のようにつながれています。

20100617_03_ぼくの農場.jpg

草や出荷できないキズモノ野菜とか食べているみたいです。
キズモノとはいえ有機野菜をエサに食べているなんて、なんて贅沢なんでしょうか。

農場に家畜(ペットかな?)がいると、野菜くずを食べてもらえたり、有機物の循環に一役買ってくれそうなんで僕もニワトリか何かをぜひ飼いたいと思っています。




忙しいこの時期の見学にも関わらず、快く受け入れてもらえたので、少しですが労働力としてお手伝いをしてきました。


ホウズキの苗を植えました。
実はビニルマルチに苗を植えるのが初めてだったので、どうやってやるか聞いてしまいました。
ってか、ビニルマルチを使ったことがないってかなり珍しいですよね(汗)

20100617_04_ぼくの農場.jpg



あとは、トマトの雨よけ用のアーチ支柱を設置しました。
後日、雨よけ用のビニルをはるそうです。

20100617_05_ぼくの農場.jpg




夜は、お酒を飲みながら3人でいろんな話をしました。

就農5年目の今の現状について。
ここらへんの農村の農業の現状。
販売や出荷の方法について。
今後の方向性や悩みなどなど。

たくさん共感することもあり、来年の就農した後にどうすればいいかととても参考になりました。

やっぱり、農家が100人いれば100通りの考え方や、やり方があると思うので、人の畑を見学したり話を聞いたりすることはとても刺激になるもんですね。

正直もっとゆっくり話をしたかったんですが、翌日もいろいろと忙しくそうもいきませんでした。

「ぼくの農場」は、とてもワクワクするところ。
ぜひとも、また訪れたいところです。




おまけに、お酒を飲みながら食べたカブです。
肌もつやつやでとってもきれいなカブ。

20100617_06_ぼくの農場.jpg



カブを切って、オリーブオイルで焼き色が付くまで炒めて、軽く塩コショウするだけ。
これが、また絶品♪

はじめてこんな風に食べたけど、とても甘くてジューシーでした。
素材がいいのか、調理方法がいいのか・・・♪


20100617_07_ぼくの農場.jpg



こんな風に調理したことなかったんで、今度試してみようと思います。

いや〜、しかしうまかった。

ラベル:見学 農業友人
posted by しまっち at 23:29| 富山 ☁| Comment(2) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

ありがたい事に

友人から廃棄予定の農業資材があるとの情報を得たので、友人の知り合いの家のある石川県の松任市のあたりまではせ参じてまいりました。
実家の富山の畑での農作業のため、ちょうど帰省していたので見に行きました。



新規で就農するため、以前から不要な農機具や農業資材、軽トラ、保冷庫など何でもいいのであったら連絡が欲しいと友人知人に広くあたっていました。


そんな中、今回の友人からの連絡がありました。

今回、訪れたその家の方は数年前まで米を中心に農業を営んでいましたが、旦那さんが体調を崩されたときに農業を継ぐ後継者もおらず、農業を辞めてしまったそうです。
納屋の整理をする際に廃棄するモノがあるとのことで、その友人の耳に入ったようです。

少し前に大部分のモノは廃棄してしまっていたそうですが、一部残っているものをいただいてきました。
(あと1年早く行っていれば、まだ新しく立派なビニルハウスがもらえたみたいです・・・涙)



今回いただいたモノです。
夏野菜の支えに使ったりする緑色の支柱が60〜70本。
自作の竹の支柱が数十本。

20100609_01_農業資材.jpg




その他には、畑で保温をしたりするトンネル用の支柱が40〜50本。
トレイやヒモ、それにかん水用の小さなエンジンポンプがひとつ。

20100609_02_農業資材.jpg




かん水(水遣り)用のエンジンポンプは少し前のものですがまだまだ使えるそうです。

カタログを調べてみると1分間に110Lほどの水を吸い上げる実力。
かん水用にエンジンポンプを購入する予定はしばらくなかったので、全然知識もなくどれくらいの程度のものかはわかりませんが、ネットで調べた感じこのクラスだと1.5万〜3万くらいするみたいです。

片手で持ち運べるサイズで、かなり使い勝手がよさそう。
とてもいい物をいただきました♪

20100609_03_農業資材.jpg



20100609_04_農業資材.jpg





今回いただいたモノは、一つ一つはそんなに高いものではありません。
エンジンポンプを除けば数百円くらいのモノが大半です。

新規で始めるのだし初期投資だと思って、ドンと買ってしまえばと言う意見もたしかにあると思います。

これらのモノも、捨てればただのゴミ
でも、必要とする人(僕)が使えばまだまだ使える立派なモノたち


だって、まだまだ現役で働けるのに捨てられてゴミになるってかわいそうじゃないですか。
完全に壊れていないのであれば、うちでエース級のようにガンガン働いてもらって天命を全うさせてやりたいと思います。




これで、人からいただいた農機具や資材は、トラクターコンテナビニルハウス3棟今回いただいたモノたち

いろんな方から不要なモノをタダで譲っていただきました。
ほとんどが農業を継ぐ人がおらず辞めていく人たちから。
つまり壊れてしまったモノではなく、古くてもまだまだ使えるモノです。


これらのモノが、また存分に活躍できるように僕も頑張らないといけないですね。
いろんな人の想いが詰まったモノなので、僕が引き継いで大事に使わせていただきます。


これから新規で農業を始める僕にとって、いろんなモノを譲っていただけると言うことは本当にありがたいことです。


まだまだ必要な農機具や資材はいっぱいあるので、これからも探していこうと思います。
もし、有効な情報があればなんでもいいのでご一報ください。
大事に使わせていただきますので、よろしくお願いします。


posted by しまっち at 23:01| 富山 ☀| Comment(0) | 就農準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

苗が・・・

先日植えたカボチャの苗が、地際からポッキリと見事にやられていました(涙)

20100602_01_ネキリムシ.jpg



犯人は、ネキリムシ

植えたばかりの苗や、発芽直後の柔らかい茎を地際から切断するように食害するとんでもないヤツです。
当然、食いきられるため苗は枯れてしまいます(涙)

ちなみにネキリムシとは、カブラヤガやタマナヤガなど茎を食害する野蛾(ヤガ)の幼虫の総称だそうです。
こいつに被害を受ける野菜はとても多く、レタス、ダイコン、キャベツ、ハクサイ、カブ、ナス、トマト、ピーマン、ニンジン、ゴボウ、ホウレンソウ、ネギ、イチゴ、アズキ、ダイズ、サツマイモなどなど。




何日もかけてハウスで苗を育て、いざ畑に植えて何日も経たないうちにこんなことになるなんてショック過ぎる・・・

まあ、今回の被害自体はレタス数株、カボチャ1株、オクラ7〜8株、ハーブ数株くらいで全滅と言うわけではないのがせめてもの救い。


苗を植えたオクラもこの通り見事にやられました・・・
22株中7〜8株やられているので結構な確率。
空いた場所は、タネを直播きしてみようと思います。

20100602_02_ネキリムシ.jpg





やられた苗の株元を数cm掘り返すと簡単に犯人が見つかります。
かわいそうだけど、意外に移動範囲が広いそうなので、見逃して被害が拡大しないためにも捕殺しました。

20100602_03_ネキリムシ.jpg




ここ2〜3日で被害が出ているので、いま植えてある苗も大丈夫とは言い切れないのが恐いところ(汗)
無農薬で栽培しているので、もちろん農薬は使わないのでしばらく畑を見回り被害が拡大しないように気をつけようと思います。

さてさてどうしたものか。



ちなみに僕が使っているこの畑は、今年から借りている畑です。
有機栽培の転換1年目なので、おそらく生態系が乱れているんだと思います。

いわゆる害虫が増えたときの、それを食べてくれる天敵がいなかったりするわけです。
害虫と天敵のバランスが取れていれば、大打撃はそうそう起きないだろと考えています。

少し前もカブやダイコンなどのアブラナ科の野菜につき葉を食害するカブラハバチの幼虫も結構大量に発生していたので。
すぐ隣の有機栽培に転換して数年している松本さんの畑では、カブラハバチの幼虫が少しは発生していてもそこまで多くはありません。
被害も気にするほどではない程度。


まだまだ生態系が乱れているので、ネキリムシも大量発生しないとも限らないのでしばらくは注意して観察が必要です。



これは、おそらく来年の実家の高岡で就農するときも出てきそうな問題のひとつ。

有機栽培への転換数年は、生態系のバランスが崩れるので気をつけないといけませんね。
もちろん大量発生したからと言って農薬は使えないので対策を練らないと(汗)


いかに畑の中の生態系のバランスを整えてやるか。
これが最初のポイントの一つですね。



posted by しまっち at 23:42| 富山 ☀| Comment(0) | 研修日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。